前回は、自作ラインシステムや新しいリールの有効性を確認できた一方で、タックルごとの役割がまだ曖昧だと感じる釣行になりました。
今回は、そこにもうひとつ新しい要素が加わります。初挑戦となるティップランエギングです。
繊細な釣りを経験し、道具の意味を強く感じる一日になりました。
釣行概要
- 日時:2025年10月12日 6:00 〜 12:00
- 場所:紀北沖(友ヶ島周辺)
- 狙い:アオリイカ・タチウオ・青物
- 釣果:アオリイカ × 2、タチウオ × 6
当日の状況
- 潮回り:中潮
- 天候:曇のち雨
- 気温:25℃
- 風向:北
- 風速:3.5m
- 波高:0.9m
- 満潮:11:20(139cm)
- 干潮:03:40(16cm)
- 潮流:素直な順潮
実際の釣りの流れ
この日は、初めてのティップランから始まりました。
事前に動画で一通り流れを見て、現場でも船長から操作を教わっての実釣です。
エギを着底させて数回しゃくり、その後は動かさずにステイさせる。
文字にするとシンプルなのですが、実際にやってみると、思っていたよりずっと繊細でした。
魚のようにアタリが手元に来るわけではなく、頼りになるのは穂先が少し戻るとか、わずかに押さえ込まれるとか、そういう小さな違和感です。
「今、何か違った気がする。」
その程度の感覚を頼りに合わせを入れて、何とかアオリイカを2杯キャッチすることができました。
初めてのティップランで結果が出たのは素直にうれしかったです。
ただそれ以上に、この釣りはロッドの感度や操作性が大きく影響するのだろうと感じました。
続いてタチウオジギングへ。
前回導入した24オシアコンクエストCTは今回も使いやすく、指示ダナへ正確にジグを入れやすい。そのおかげもあって、タチウオは6匹キャッチできました。
ただ、サイズは指3本程度までで、狙っていた良型には届きません。
その後は、タチパターンを期待して青物狙いへ移行。ところが、ジグを入れて間もなくラインブレイクが発生しました。
FGノットではなくPE本線側から切れていたこともあり、船長はフグによるラインカットの可能性が高いと話していました。
この日は新たに加えたCB.マサムネを立て続けにロスト。そのたびにFGノットを組み直すことになり、短い時合の中ではかなり痛いロスになりました。
オフショアでは、こういう数分の遅れがそのまま一日を左右することがあります。
考察
今回の結論
ティップランでは、感度の高い専用タックルの優位性を感じました。
また、タックルごとの役割を整理することや、不意のライントラブルに対応できる準備も、釣果につながる重要な要素だと思えた一日でした。
【考察1】ティップランは“違和感を見つける釣り”
今回一番新鮮だったのは、ティップランのアタリの出方でした。手元へ明確に出るのではなく、穂先にわずかな変化として表れる。だからこそ、ロッドの感度や視認性が大事になります。
釣果自体は2杯でしたが、それ以上に「どういう釣りなのか」を少しでも身体で理解できたことが大きかったです。専用タックルには、やはりその釣りに特化した理由があるのだと思います。
【考察2】役割が整理されていないタックルは、現場で迷いになる
前回に続いて、タックルAとタックルDの使い分けにはまだ曖昧さがありました。
今回の釣行を振り返ると、ロッドとリールの組み合わせがクロス構成だったことで、それぞれのタックルの役割がぼやけ、現場で迷いが生まれていたのだと思います。
<現状>
タックルA:LJ B62-2/FS(ナチュラル演出)× オシアジガー 1000HG(巻き取りトルク)
タックルD:MOZ 624LJSP(高反発トルク)× オシアコンクエストCT(カウンターの利便性)
【考察3】予期しないラインブレイクも“海の条件”として受け止める
今回の青物狙いでは、フグによるラインカットの可能性が高いという話がありました。
ノットミスではないトラブルほど、どうしても割り切りにくいのですが、海ではそういう予想外も普通に起こります。
だからこそ、テンション管理やルアー選択も含めて、少しでも被害を減らせるよう考えておく必要がありそうです。
次回試したいこと
- ティップランでは穂先の変化をより意識し、小さな違和感も見逃さないようにします。
- クロス構成になっていた、タックルAとDの役割を整理したうえで実釣し、使い分けを検証します。
具体的には、Aを小中型狙いの”柔”、Dを良型青物狙いの”剛”として次のとおり再編します。
<今後>
タックルA:LJ B62-2/FS(ナチュラル演出)× オシアコンクエストCT(カウンターの利便性)
タックルD:MOZ 624LJSP(高反発トルク)× オシアジガー 1000HG(巻き取りトルク) - フグによるラインカットが疑われる状況では、フォール中のテンションやルアー選択にも注意して組み立てます。
当日のタックル
タックルA(青物ジギング)
- ロッド:シマノ(SHIMANO) 24 オシアジガーLJ B62-2/FS
- リール:シマノ(SHIMANO) 19 オシアジガー Fカスタム 1000HG
- ライン:エックスブレイド スーパージグマン X4 25lb (PE1.5号-300m)
- リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 25lb (7号-3m)
- 反応があったルアー:なし
タックルD(タチウオジギング)
- ロッド:タカミテクノス 23MOZ 624LJSP
- リール:シマノ(SHIMANO) 24 オシアコンクエストCT 300HG
- ライン:エックスブレイド スーパージグマン X4 20lb (PE1.2号-300m)
- リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 25lb (7号-3m) + ナイロンテーパー
- 反応があったルアー:ダイワ(DAIWA) ソルティガリーフR 140g(MGゼブラグロー)
船長からレンタル(ティップラン)
- ロッド:ダイワ(DAIWA) 22 エメラルダスMX BT70MLS-S
- リール:ダイワ(DAIWA) 15 エメラルダスAir 2508PE-H
- ライン: 詳細不明
- リーダー:詳細不明
- 反応があったルアー:エコギア(ECOGEAR) エギリー・ダートマックスTR 3.5号 40g-BK(ディープパープルボーダーパープル)
今回の考察タックル
- ロッド:タカミテクノス 23MOZ 624LJSP
このロッドは、タチウオジギングで安定した操作性を見せてくれただけでなく、手持ちのタックル全体を見直すきっかけにもなりました。当時はタックルAとの役割が曖昧でしたが、それぞれの特徴を整理していくことで、このロッドの強みも見えてくるはずです。道具は単体ではなく、全体の中で考えることを教えてくれました。

