今回の投稿は、紀北沖での五目釣りです。
私の場合、普段はイワシカラーを起点にローテーションしますが、今回は「夏の紀北は赤金が有効」という情報をもとに、最初から赤金を軸に組み立てました。反応次第で緑金、見切られたらイワシカラーへ落としていく戦略です。
釣行概要
- 日時:2026年7月26日 7:00 〜 11:00
- 場所:紀北沖(友ヶ島周辺)
- 狙い:五目釣り
- 釣果:イサキ × 1、大サバ × 1
当日の状況
- 潮回り:中潮
- 天候:曇のち晴
- 気温:29℃
- 風向:北北東
- 風速:3.2m
- 波高:0.2m
- 満潮:01:59(147cm)
- 干潮:10:39(38cm)
- 潮流:速潮
実際の釣りの流れ
朝の時点で曇り・光量少・濁り・速潮という状況でした。こうした条件は、事前に立てた「赤金」を軸にする戦略に対してより有利に働きそうだと感じました。
7:15、最初のポイントに到着。
戦略通り、タックルAにTGベイト 120g PHアカキンをセットして投入します。条件としては悪くないはずでしたが、船中しばらく沈黙が続きました。
7:50、ようやく重みのあるバイトがありました。
ただ、うまく掛け切ることはできませんでした。フッキングミスだったのか、タイのじゃれつきだったのか、あるいは別の底物だったのかは分かりません。それでも、少なくとも赤金に何かしらの反応は出ていると考え、そのまま継続することにしました。
8:10、次のポイントへ移動。
そこでの1投目に、40cmのイサキをキャッチすることができました。ヒットルアーはそのまま継続していたTGベイト 120g PHアカキンです。朝の段階で立てていた「赤金から入る」という仮説に対して、まず一つ手応えを得ることができました。
9:00、同乗者はゴールド系のメタルマジックTG 60gでマダイを連発。私もTGベイト 80g PHグリーンゴールドを試しましたが、速潮で操作感がぼやけてしまいます。カラーの違いで釣果に差があるのか試したかった意図はあったのですが、無理に続けず TGベイト 120g PHアカキンへ戻しました。
10:00ごろになると晴れ間が増え、光量も上がってきました。
船長から「今日はしゃくりすぎない位がいいかも。しゃくる場合も小刻みに。さっきのマダイもただ巻きやった。力を入れ過ぎるとアジを掛けた時に口切れする」と助言がありました。
確かにその通りだと思いました。
それまで色にばかり意識が向いていましたが、動かし方も重要だと考えて、より丁寧に、小さく入力することを意識して探っていくと、40cmオーバーの大サバをキャッチ。
途中で色を迷いすぎず、条件と反応をもとに判断を重ねられたことは、自分の中で貴重な経験になりました。
その後もポイントを転々としましたが、追加のアタリはありませんでした。
暑さもあり、11:00に帰港となりました。
結果は、イサキ1匹、大サバ1匹でしたが、一年前の船中ボウズを思えば十分な収穫でした。何より、赤金から入るという仮説を実釣で検証できたこと、船長の助言や同乗者の釣り方を見て、次の釣りに繋がるヒントが得られたことが一番の収穫です。


考察
今回の結論
夏の紀北では、赤金を濁りや朝夕マヅメ限定ではなく、夏の定番カラーの軸として据える価値がありそうです。
また、速潮の日は軽さや食わせ感だけでなく、自分が入力を把握しやすい重さや操作感を優先した方が、釣り全体を組み立てやすいと感じました。
【考察1】赤金は条件次第で最初に入れる色
これまで自分の中では、赤金はローテーションの後半で使うことが多い色でした。
まずはナチュラル系を入れ、そこからアピールを強める流れの一手、という位置づけです。
ただ今回は、3つの理由により赤金を軸に組み立てました。
- 前日に船長からいただいた事前情報(「渋い」「明日も激渋の可能性」「赤金、緑金かな」)
- 事前に調べていた情報との一致(「夏の紀北は赤金が強い」「次点で緑金」「見切られたらシルバー系」)
- 激渋時ほどアピール力のある金系から入る合理性
もちろん、これだけで「夏の紀北は常に赤金」と言い切るつもりはありません。ですが少なくとも、条件が揃った日に赤金を先発に置く判断材料の一つにはなったと感じました。
【考察2】速潮の日は、食わせ感よりも操作の明瞭さが大事になる
9:00頃、TGベイト 80g PHグリーンゴールドを試しました。
カラーの違いによる検証がしたい意図でしたが、結果としては短時間で元に戻しています。
理由は単純で、速潮の中では80gだと自分の操作がぼやけたからです。
軽い方が食わせやすい場面はあると思います。しかし、自分の操作が把握できなければ誘いの精度は落ちます。今回は、カラー比較よりも、120gで状況を正確に把握できる方を優先しました。
速潮の日ほど、単に軽い・重いではなく、自分が再現しやすい重さかどうかが大事なのかもしれません。
【考察3】反応が出たルアーは、色より先に操作を変えてみる
今回の後半では、船長の助言を受けてから入力を少し抑え、丁寧に探っていくと大サバが出ました。
それまでは「赤金の有効性」が中心テーマでしたが、途中からはどう動かすかの方が重要になっていた気がします。
つまりこの日は、色だけで押し切れたわけではなく、その色に対して合う動かし方へ寄せたことで結果につながったとも言えます。
反応があった色をすぐ捨てないこと。
そして、色を変える前に動かし方の幅を先に試すこと。今回はその大切さを実感しました。
次回試したいこと
- 曇り・濁り・速潮といった条件の日に、赤金先発の有効性を引き続き検証します。
- 赤金 → 緑金 → イワシカラーへ切り替える基準を、反応の出方と光量変化の両面から整理します。
- 速潮ではジグを動かし過ぎない方が食わせやすい可能性があります。特に魚が底付近に定位している場合は、メタルマジックTG 60gを潮に乗せながら底付近をただ巻きするパターンを検証します。
当日のタックル
タックルA(近海ライトジギング)
- ロッド:シマノ(SHIMANO) 24 オシアジガーLJ B62-2/FS
- リール:シマノ(SHIMANO) 24 オシアコンクエストCT 300HG
- ライン:ゴーセン(GOSEN) アンサージギング X8 25lb (PE1.2号-300m)
- リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 25lb (7号-3m)
- 反応があったルアー:ダイワ(DAIWA) TGベイト 120g(PHアカキン)
タックルH(SLJ食わせ特化)
- ロッド:シマノ(SHIMANO) 24 オシアジガーSLJ S64-0/FS
- リール:シマノ(SHIMANO) 23 ヴァンキッシュ C3000SDHHG
- ライン:シーガー X8 ルアーエディション 18lb (PE0.8号-150m)
- リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 22lb (6号-2m)
- 反応があったルアー:なし
今回の考察タックル
- ルアー:ダイワ(DAIWA) TGベイト 120g(PHアカキン)
今回の釣行では、「夏の紀北では赤金から入る」という仮説の軸になったルアーでした。朝のバイトからイサキ、大サバまで、最後までこの色で通したことで、状況に応じたアプローチの組み立て方を学ぶ良いきっかけになった一個です。
