評価と使用感
| 役割性能 | ★★★★★ | メーカーが謳う“強すぎず弱すぎない”の中間的な役割を、実際の釣りでも果たしてくれた。 |
| 使用感 | ★★★★★ | 様々な速度領域でレンジキープしやすい。 |
| 状況汎用性 | ★★★★☆ | 魚の活性に合わせた巻き速度でアピールを調整できるが、適切な速度を見つけるには経験が必要。 |
| 操作再現性 | ★★★★☆ | 私のような初心者には低速巻きを維持するのが少し難しい。 |
| コスパ(入手性) | ★★★★☆ | ネットでは比較的入手しやすく、価格も一般的。 |
※このブログでは、スペックの優劣だけでなく、実際の釣りでどんな役割を果たしてくれたかを基準に評価しています。この評価は製品の優劣を断定するものではありません。
総評
遅巻きで誘う選択肢を作ってくれたスプーン
シャイラを使っていて最も印象に残っているのが、かなり遅い巻き速度でも使えることです。
私の場合、1.5gを遅巻きで食わせたい場面に投入しています。スローでも中層を維持しやすく、魚の活性に合わせてゆっくり見せることができます。
以前は、ハイバーストを遅く巻いて食わせに使っていましたが、シャイラ 1.5gを入れることで、ハイバーストは本来のアピールを活かし、その後にシャイラでアピールを落とすという組み立てができるようになりました。
これは、私にとってシャイラを使う大きな理由になっています。
考察
【考察1】なぜシャイラ 1.5gを食わせに使うのか
私がシャイラと出会ったきっかけは、遠征先でNOA 1.8gをロストし、その代わりを探していたことでした。そこでたまたま手にしたのがシャイラ 1.8gです。
最初は代替候補でしたが、北田原では、手持ちの他のルアーでは反応を引き出せない状況で、その強すぎず弱すぎない存在感がハマったのか、シャイラ 1.8gにだけ魚からの反応を感じられた場面がありました。
この経験から、当初は NOA 1.8g → ハイバースト 1.6g → MIU 1.5g → etc…とつないでいく中で、シャイラ 1.8gはアピールの強さでいえば「NOAとMIUの間」を埋めるイメージでした。
しかし、釣行を重ねるうちに、1.8gより1.5gに魅力を感じるようになりました。
現在は、NOA 1.8g → ハイバースト 1.6g → MIU 1.5g → シャイラ 1.5g → etc…という流れで、アピールを落として食わせたい場面でシャイラを投入しています。
アピールを一段ずつ落としていく中で、シャイラ 1.5gは、単純な「中間」ではなく、遅巻きで魚に見せて食わせるスプーンとして使っています。
【考察2】1.8gと1.5gの役割の違い
シャイラ 1.8gについては、NOA 1.8gとMIU 1.5gの間を埋めるような使い方ができると感じています。
醒井養鱒場では、NOA 1.8gと MIU 1.5gで1匹ずつキャッチした後、「アピール度を適度に落としたフラッシングが有効なのではないか」と考え、シャイラ 1.8g #66 ストロボシークレットを投入して3匹目をキャッチしました。
ただ、その後のローテーションを見直すと、私の場合は、NOA 1.8g → ハイバースト 1.6g → MIU 1.5gとつなぐだけでも成立します。そのため現在、1.8gは常用ローテーションから外し、特定条件で投入する補助的な一枚としています。
【考察3】シャイラ 1.5gを入れたことで、ハイバーストの役割も変わった
シャイラを使うようになって、自分のローテーションで一番変わったのは、実はシャイラそのものの評価だけではありません。
以前は、ハイバースト 1.6gを遅く巻いて食わせに使っていました。
しかし、シャイラ 1.5gを食わせに使うことで、ハイバーストを、本来のアピールを活かす役割に戻すことができました。
つまり、
ハイバースト 1.6gでアピール
↓
MIU 1.5gで変化
↓
シャイラ 1.5gで食わせ
↓
その後、さらに軽いウェイトで食わせへ
という、より細かな段差を作れるようになりました。
シャイラを追加したことで、単純に「釣れるルアーが1枚増えた」というより、ルアーローテーション全体の組み立てを変えられたことに意味があったと思っています。
【考察4】かなり遅い巻きに対応していたことが、自分の釣り方と合っていた
私のリールは、23 ヴァンキッシュ 2500SHG(最大巻上長86cm/回転)です。シャイラ 1.5gはだいたい1回転2.5~3秒ほどのかなり遅い速度で巻いています。(一般的なノーマルギアC2000Sの69cm/回転に換算すると、だいたい1回転2〜2.5秒ほどの巻き速度に相当します。)
沈下はスライドしていくような感覚で、中層をゆっくり通しやすいと感じています。
ハミングバード通天湖では、水深4~8mの桟橋から中層~ボトムを攻め、シャイラ 1.5gでヒットしました。
春に北田原で反応を得たシャイラ 1.8gを1.5gに落とし、通天湖で結果につなげられたことで、私の中でシャイラの信頼性が上がりました。
現時点では、「かなり遅い速度で食わせたいときに、試す価値がある」と考えています。
気になった点
現時点でルアー自体に大きな不満はありません。
ただし、自分の操作上で注意しているのが、巻き速度を落とした際のレンジキープです。
醒井養鱒場では1.5gを低速で引いていた際、私の釣り座ではレンジが下がると藻を拾う場面がありました。ロッド角度で高さを調整するか、さらに軽いウェイトとの使い分けが必要だと感じました。
ターゲット層
こんな人におすすめ
- シャイラを遅巻きで使って、食わせの展開を作りたい方
- ハイバーストやMIUなどから、アピールを落としていきたい方
- 食い渋り時に、スプーンの巻き速度を落として魚に見せたい方
あまり向かない人
- 強いアピールのスプーン中心で組み立てたい方
まとめ
私にとってシャイラ 1.5gは、かなり遅く巻いて食わせたいときに頼りになるスプーンです。
シャイラをローテーションに加えたことで、ハイバーストを本来のアピールで使い、その後にさらに食わせへ落とすという流れを持てるようになりました。
一方、1.8gは特定条件で使う補助的な位置付けとして使っています。
まだ使用回数は3回と少なく、連発した経験もなければ、水質やカラー、活性との関係もまだ十分に分かっていません。今後は別カラーやさらに軽いウェイトも試しながら、もう少し使いどころを掘り下げていきたいと思っています。
使用モデル
- メーカー:ValkeIN(ヴァルケイン)
- 製品名 :Scheila(シャイラ)
- 重量 :1.5g/1.8g
- カラー :
- 1.5g #71 ポーカーオリーブ
- 1.5g #74 ゴールデンブラウン
- 1.8g #66 ストロボシークレット
- フック :純正フックからヴァンフック SP-21F #8に交換して使用
- 使用期間:約3か月
- 使用回数:3回
- 使用タックル:タックルF|トラウト
