【第15回】仮説で組み立てたルアーローテーションと、ボトム攻略の壁

当日の状況 トラウト

今回の投稿は醒井養鱒場での釣行です。

目標は、巻き速度とレンジ管理を意識した数釣り。
初めて訪れた釣り場でしたが、魚は中深層からボトムに集中していました。その状況に合わせ、ルアーローテーションを組み立てながら釣りを展開しました。

釣行概要

  • 日時:2026年7月12日 9:30 〜 14:30
  • 場所:醒井養鱒場(滋賀県米原市)
  • 狙い:ニジマス
  • 釣果:ニジマス × 5

当日の状況

  • 天候:曇のち晴
  • 気温:27℃
  • 水質・状況:ポンド型(ステイン)、魚影濃い
  • プレッシャー:釣り座はほぼ埋まっており、魚へのプレッシャーは高め。

実際の釣りの流れ

スプーンによるアプローチと仮説

水質がステインであるため、第一印象として、「ゴールド系が有効ではないか」と予測。普段のローテーション通り、最もアピールの強い「NOA 1.8g #1 ゴールド」から入ります。

アピールの質を変えるため、「NOA 1.8g #ハンマード」へ変更。すぐにヒットしたものの足元でバラしてしまい、気を引き締めて同じアプローチで入り直して1匹目をキャッチしました。

その後、オリーブやピンクへのカラーチェンジには反応がなく、メタル感を変えるために「MIU 1.5g #4 シルバーピンク」を投入。一投目のフォール中、ボトム付近でバイトがあり2匹目を追加します。
この結果から、仮説を立てました。

「現在の時合いは、アピール度を適度に落としたフラッシングが有効なのではないか」

それならば「NOA #ハンマード」と「MIU #4 シルバーピンク」の中間の特徴を持つ「シャイラ(Scheila) 1.8g #66 ストロボシークレット」も効くはずと考え投入すると、仮説通り3匹目をキャッチ。けれど、これも単発で終わります。

その後、MIUより弱いアピールのスプーンを試すもノーバイト。デッドスローでは藻を拾い、本来のアクションが出せませんでした。ボトムに藻があるこのフィールドでは、デッドスロー系スプーンとの相性の悪さを感じました。

2周目のローテーション

1周目で明確なバイトがあったスプーンに絞り、魚へのプレッシャーを考慮して波動の弱い順で再アプローチを試みました。

  • MIU 1.5g #4:チェイスのみ
  • シャイラ 1.8g #66:アタリのみ
  • NOA 1.8g #ハンマード:2匹追加(計5匹)
  • NOA 1.8g #1:反応なし

結果として、NOA #ハンマードへの反応の強さを再確認できました。

プラグへの移行とレンジの壁

昼過ぎからはプラグへ移行。「モカ SR SS 2.4g(マットクリア)」をスローに漂わせて数回アタリを得るも、食い込まず。手持ちが1色しかなく、カラー違いの検証は断念しました。

続いてゴールド系の「ザッガー 50F1 1.5g」を投入。ストップ&ゴーの浮き上がり時に魚の反応を引き出せましたが、フローティングモデルのザッガーでは、魚のいる有効レンジ(中深層〜ボトム)まで届かせられず、ノーバイトに終わりました。

上級者の釣りを見て

5時間でニジマス5匹という結果は、目標としていた数釣りには届きませんでした。

当日最も印象的だったのは、隣の釣り座の上級者の方がスティック系ルアーで終始釣果を伸ばしていたことです。自分との差は技術だけではなく、「ルアーの引き出しの多さ」にもあると感じました。

考察

今回の結論

状況に応じたカラーやアピールの強弱に根拠を持てるようになった一方、魚が中深層からボトムに沈んだ状況下での「低速かつ適切なレンジ管理」に課題が残る釣行となりました。

【考察1】ランディング時のロッドワークとバラシの相関

1匹目を足元でバラしてしまった原因は、取り込み時のロッド角度の操作ミスにあります。ボトム攻略のためにロッドを真下に構えていたため、魚を寄せる際も下向きのまま引っ張ってしまいました。

本来であれば、魚の接近に合わせて徐々にロッドを立て、適切なテンションを維持すべきでした。 このミスにすぐ気付けたため、次の一投では修正し、無事にキャッチへと繋げられました。

【考察2】ステインに対するカラー選択とプラグの課題

今回の釣行では、ステインに対するスプーンのゴールド・フラッシング系の組み立てが有効に機能し、カラー選択の再現性は向上していると感じました。

一方で課題となったのがプラグ類のカラー選択です。「モカ SR SS」でアタリがあるものの食い込まない局面において、手持ちが1色しかなかったため、原因を切り分けられませんでした。クリア、ステイン、マッディといった水の透明度に応じ、最低1色ずつは選択肢があればよかったです。

【考察3】沈んだ魚に対するアプローチの限界と「藻」の壁

魚が中深層からボトムに沈み、かつボトムに藻がある環境において、現在の私の引き出しには限界がありました。 デッドスロー系のスプーンは藻を拾い、ザッガー 50F1では浮力が強く有効レンジを維持できませんでした。

このような状況を打破するためには、適切なレンジをキープしながら引いてこられるディープクランクやシンキングプラグの導入、あるいは藻に強いボトム用ルアーの扱い方を学ぶ必要があります。

【考察4】フェルールワックスの効果

前回の課題であった「キャスト時のロッドの継ぎ目のすっぽ抜け」については、事前にスミスの「フェルールワックス」を塗布して臨んだ結果、完全に解決することができました。

適切なメンテナンスによってトラブルを防ぎ、釣りに集中できる環境を作れたことは、今回の大きな収穫です。今後もこのメンテナンスは継続していきます。

次回試したいこと

  1. 保有中のプラグ(モカ、ザッガー)に対して、ステイン・マッディ水質に対応するカラーを最低1色ずつ追加し、水質とカラーの相関を検証します。
  2. ボトムの藻を回避しつつ、沈んだ魚のレンジをデッドスローに引けるディープクランクやシンキングプラグを試し、フローティングモデルとの違いを検証します。
  3. 当日、上級者の方が使っていたスティック系ルアーについても、特性やスプーン・プラグとの使い分けを学んでいきます。ただし、優先順位としては、まずスプーンとプラグの習得を進めたいです。

当日のタックル

  • ロッド:スミス(SMITH LTD) トラウティンスピン マルチユース TRMK-604SL
  • リール:シマノ(SHIMANO) 23 ヴァンキッシュ 2500SHG
  • ライン:TORAY トラウトリアルファイター X4 7lb (PE0.4号-100m)
  • リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 4lb (1号-1m)
  • 反応があったルアー:
    • ロデオクラフト(Rodio Craft) ノア(NOA) 1.8g (#ハンマード)
    • フォレスト(FOREST) ミュー(MIU) 1.5g (#4 シルバーピンク)
    • ヴァルケイン(ValkeIN) シャイラ(Scheila) 1.8g (#66 ストロボシークレット)

今回の考察タックル

  • ルアー:フォレスト(FOREST) ミュー(MIU) 1.5g (#4 シルバーピンク)
    NOAからMIUへ変更したことで、「アピールを適度に落としたフラッシングが有効ではないか」という仮説を組み立てる起点となったルアーでした。
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