今回の投稿は、紀北沖でのタチウオジギングとタイジギングです。
船長と同行者の釣り方も参考にしながら、当日の状況を考察していきたいと思います。
当日は風とうねりがあり、さらに潮も速い状況。
「そのジグで釣れるか」だけではなく、今の状況で自分の釣りを組み立てられるかを基準に考えることの大切さを感じました。
釣行概要
- 日時:2026年8月29日 7:00〜11:00
- 場所:紀北沖(友ヶ島周辺)
- 狙い:タチウオ、マダイ
- 釣果:タチウオ×12
当日の状況
- 潮回り:大潮
- 天候:曇
- 気温:29℃
- 風向:南西~南南西
- 風速:3.9~5.1m/s
- 波高:0.8~0.9m
- 満潮:06:59(174cm)
- 干潮:13:29(17cm)
※出典(タイドグラフBI・友ヶ島) - 潮流:速潮
当日は薄曇りで、明け方まで雨、海はやや濁り。
7時10分、和歌山港を出港。風とうねり(70~80cm)のため安全な速力でポイントへ移動しました。
昼からさらに風が強まる予報のため、早めに帰港する予定とのことでした。


実際の釣りの流れ
まずはタチウオジギング、140gから
8:00、友ヶ島沖のタチウオポイントに到着。
LJタックルにソルティガリーフR 140gのPHダブルパープルをセットして投入しました。
1投目からジグが潮に流され、しゃくりにくかったです。
すぐに回収して、同じカラーの160gへ交換しました。このまま140gで粘るよりも、まずはライン角度と操作性を優先しました。
その後はタチウオを立て続けに8匹キャッチできました。
同じ時間帯、釣りを始めたばかりの同行者は、船長からレンタルしたタックルで、ソルティガリーフR 140gのMGゼブラグローを使い、2〜3匹釣っていました。
潮が緩み、カラーを変えて再び140gへ
9:00頃になると、潮の流れが少し緩み、PHダブルパープル160gを継続しましたが、反応はありませんでした。
9:20、ソルティガリーフR 140gのPHアカキンへ交換しました。すると、すぐにタチウオを1匹追加できました。ただ、その後は再び反応がなくなりました。
同行者はブレードジグを借りてタチウオを2連発していました。ジグは表がピンギンゼブラ、裏がアカキンというカラーでした。こういう場面を見ると、船長の引き出しの多さを感じます。
9:40頃、PHアカキン140gを継続してタチウオを3匹追加しました。合計12匹でタチウオ狙いは打ち止めとしました。
サイズはレギュラー(指3本程度)と、それより少し小さいものが中心でしたが、私にしては手返しよく、十分な数を確保できました。
SLJでは、80gから60gへ
タチウオの後は、マダイのポイント(水深40~50m)へ移動しました。
10:00、タイラバでもSLJでもOKとのことだったので、SLJタックルにTGベイト 80gのPHアカキンをセットしました。
バーチカルな釣りではライン角度がつきすぎて底取りやジャークがしにくい状況でした。
そこで、流し直しのタイミングで、ブレードのついたメタルマジックTG 60gへ変更しました。
ジャークにこだわってさらに重いジグで底を取るよりも、タッチアンドゴーで潮に乗せながら斜めに引く、「ただ巻き」の釣りに切り替える判断をしました。
この考え方は、第16回釣行から学んだことです。
実際、この釣り方でもアタリを得ることができました。
船上で見た釣果の違い
10:30、レンタルタックルで挑んでいた同行者が、自身で用意したJACKALL フラッグトラップブレード 60g(ブルピン)で、良型のマダイをキャッチしました。
さらに、私がメタルマジックTG 60gのアカキンを使っていた時間帯には、船長も同じジグのアカキンを使っており、アタリを得ていました。
私も船長もキャッチには至りませんでしたが、少なくとも、アカキンにも反応があることは確認できました。
私はその後、メタルマジックTG 60gをグリーンゴールドへ変更し、2度のアタリを得ましたが、食い込ませることはできませんでした。
最後は根掛かりでラインブレイクしました。

考察
今回の結論
タチウオでは140gから160gへ変更し、速潮の中でもライン角度と操作性を確保しやすくしました。
一方、SLJでは80gから60gへ変更し、ジャークを続けるのではなく、ただ巻きという別のアプローチに切り替えました。
今回の経験から、ジグの重量は「魚に合わせる」だけでなく、「自分の釣りを組み立てる」という視点から選ぶ」ことも大切だと感じました。
SLJではキャッチできませんでしたが、アプローチを変えてアタリを得られたことは収穫でした。
そして、船長や同行者の釣りを見たことで、自分の中でまだ整理できていない部分や、次回試してみたいことはいくつか見えてきました。
【考察1】ライン角度と操作性を優先した重さ選択
最初に使った140gのジグは潮に流され、しゃくりにくい状態でした。
そこで160gへ変更しました。
その直後から8匹連続で釣れたため、数字だけを見ると「160gにしたから釣れた」と考えたくなりますが、私はそうは考えていません。
同行者は140gのソルティガリーフRでもタチウオを2〜3匹釣っていました。
また、自分自身も140gのPHアカキンへ戻してから追加で4匹釣っています。
つまり、140gでも、潮が緩むタイミングなら釣ることはできたと思います。
ただ、160gにしたことで速潮の中でもライン角度と操作性を確保しやすくなったことに意味がありました。結果として短時間でも手返しよく釣り続けることができたと感じています。
【考察2】「重い・軽い」ではなく、操作しやすいかを見る
後半のSLJでは、水深40~50mでTGベイト 80gを使いましたが、速潮によってライン角度がきつくなり、底取りやジャークに不安を感じました。
そこで60gのメタルマジックTGへ変更しました。
ただし、これはタチウオのときとは少し違う判断で「重さを変えれば解決する」と考えたわけではありません。
80gでは自分の意図した操作ができなかったため、釣り方を変えました。
第16回の釣行後、SLJタックルでは、「80gを使い続けるかどうかは、潮の速さではなく、ライン角度・底取り・操作性で判断する」と考えていました。
今回は、その判断基準を実際の釣行で確かめられたと思います。
【考察3】カラーの良し悪しは決められない
今回のタチウオでは、PHダブルパープル160gで8匹、PHアカキン140gでも4匹。
一方、同行者は140gのMGゼブラグローやブレードジグで釣っていました。
つまり、今回の結果から、
「ダブルパープルが当たりだった」
「アカキンが良かった」
「ゼブラグローが良かった」
と決めることはできません。
SLJでも同じです。
私のメタルマジックTGのアカキンでは明確なキャッチには至りませんでしたが、同じ時間帯に同じジグを使っていた船長にはアタリがありました。
同行者はフラッグトラップブレード 60gのブルピンで良型マダイをキャッチしていました。
それぞれ違う結果が出ています。
カラー、重量、形状、動かし方、ライン角度、レンジ。
どこに差があったのかは、まだ切り分けられていませんが、私自身の技術やアプローチの差が結果に影響したと感じています。
【考察4】タチウオの捕食ベイト
帰宅後にタチウオを捌いていると、12匹のうち1匹の胃内容物から、胴長10cm前後のイカが出てきました。
当日のタチウオが実際に小型のイカを捕食していたことは確認できましたが、12匹中1匹だったため、これだけで当日のヒットカラーやジグ選択にどの程度影響したのかは判断できません。
次回試したいこと
- 速潮のタチウオで、140gと160gの使い分けを引き続き試します。
魚に合わせるだけでなく、「ライン角度と操作性を確保できる重さ」という基準で判断してみます。 - SLJでは、80gを使い続ける条件をさらに整理します。
ライン角度、底取り、ジャークができなくなった時点で、重量変更だけでなく、巻きの釣りへの切り替えも選択肢に入れます。 - SLJのタイジギングでは、「アタリを感じたら即合わせ」を試します。
船長からは「今回のようなシングルフック仕様のジグは、マダイの硬い歯に阻まれて深く刺さりにくいため、アタリを感じたら即合わせを入れる」とアドバイスをいただきました。
当日のタックル
タックルA|近海ライトジギング
- ロッド:シマノ(SHIMANO) 24 オシアジガーLJ B62-2/FS
- リール:シマノ(SHIMANO) 24 オシアコンクエストCT 300HG
- ライン:ゴーセン(GOSEN) アンサージギング X8 25lb PE1.2号 (300m)
- リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 25lb 7号 (3m)+タチウオ用ナイロンテーパー 7号→18号 (50cm)
- 反応があったルアー:
- ダイワ(DAIWA) ソルティガリーフR 160g(PHダブルパープル)
- ダイワ(DAIWA) ソルティガリーフR 140g(PHアカキン)
タックルH|SLJマイクロベイト
- ロッド:シマノ(SHIMANO) 24 オシアジガーSLJ S64-0/FS
- リール:シマノ(SHIMANO) 23 ヴァンキッシュ C3000SDHHG
- ライン:シーガー X8 ルアーエディション 18lb PE0.8号 (150m)
- リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 22lb 6号 (2m)
- 反応があったルアー:メタルマジックTG 60g(グリーンゴールド)※アタリのみ
今回の考察タックル
- ルアー:ソルティガリーフR 160g(PHダブルパープル)
今回の釣行で一番印象に残ったジグでした。
私にとって、この160gは「魚を釣ったジグ」というより、「速潮の中で釣りを続けさせてくれたジグ」でした。
この違いを意識できたことが、今回の一番の収穫だったと思います。

