【第1回】広大なレイク型に挑む。エリアでの経験応用とレンジ管理

当日の状況 トラウト

記念すべき最初の投稿は、2026年6月12日のハミングバード通天湖です。

管理釣り場ではありますが、実際に立ってみると自然湖に近い雰囲気があり、数を釣るというより、状況を読まないと簡単には答えをくれなさそうな空気がありました。

釣果よりも、その日に何を見て、どう考えたのか。このブログは、そんな思考の過程を残しています。

釣行概要

  • 日時:2026年6月12日 10:00 〜 15:00
  • 場所:ハミングバード通天湖(京都府南丹市)
  • 狙い:ニジマス

当日の状況

  • 天候:晴のち曇
  • 気温:28℃
  • 水質・状況:レイク型(やや濁り)、魚影やや少なめ
  • プレッシャー:平日ということもあり釣り人は少なく、魚へのプレッシャーはそれほど高くないように感じました。

実際の釣りの流れ

ボートも可能な場所ですが、この日は全長80mの一文字浮桟橋からスタート。桟橋の下は水深が4m〜8mほどあり、見た目以上にレンジの意識が必要な場所でした。
当日は気温が高く、水温の上昇も考えると、魚が表層に浮いている感じはあまりしません。そこで中層から下を探るところから始めました。

午前中は、反応がないわけではありませんでしたが、どれもあと一歩足りない。そんな時間がしばらく続きます。

10:45頃、Hi Burst 1.6g #10オリーブを中層あたりに通すと、ブルーギルがヒット。
続けて、同じカラーでニジマスらしきアタリも出ましたが、乗せきれませんでした。
魚はいるが、しっかり食っている感じではない。そんなもどかしさが残ります。

その後、#13蛍光ピンクに替えるとチェイスは見えるようになりました。見えると期待してしまうのですが、最後までは口を使わない。追ってきて、手前で帰っていく魚を何度か見るうちに、こちらもだんだん落ち着かなくなってきます。

波動を変えたくて、今度はMIU 1.5gへ。#4シルバーピンクでヒットした魚も手前でバラし、#22ライトオリーブ(赤ラメ)にも反応はありましたが、どこか浅い。掛けきれないというより、食い切っていない印象でした。

11:50頃、一度立ち止まって考え直しました。
通天湖の少し濁った水を見ながら、「今日は放流魚を追う日ではないかもしれない」と思いました。反応もどこか落ち着いていて、その場に居着いた魚を相手にしているような感覚でした。

そう感じたとき、以前訪れた北田原マス釣り場での感触が頭に浮かび、シャイラ 1.5g #71ポーカーオリーブを選びました。
桟橋と水底をつなぐロープ沿いを意識して通すと、それまでとは違うバイトが出ました。

「乗った!」

ドラグが鳴った瞬間、魚は一気に桟橋の下へ走ります。正直焦りました。ここまで組み立ててきて、また手前で外したくない。無理に止めず、かといって潜らせすぎないように、少しずつドラグを締めて距離を詰めました。

上がってきたのは、体高のある50cm級のニジマス。十分嬉しい一匹でしたが、それ以上に、自分なりに組み立てた狙いが形になったことが印象に残りました。

ただ、午後は甘くありませんでした。
昼を過ぎると反応は急に遠のき、14時頃までは午前に反応のあったスプーンを中心に組み直しましたが、魚からのコンタクトは止まってしまいます。魚がスレたのか、それとも高水温の影響なのか。最後はプラグも入れ、レンジや巻き速度も変えながら粘りましたが、そのままタイムアップ。

一本は取れましたが、午後の厳しい時間帯を攻略することはできませんでした。
「スプーンへの反応が落ちた後に、プラグで喰わせられる腕があればな……」
満足と課題の両方が残る釣行でした。

実際の釣りの流れ

考察

今回の結論

場所が変わっても、似た状況であれば過去の経験は十分に役に立つ。
ただし、午前中に通じたやり方が午後まで通るほど、魚も単純ではありませんでした。

【考察1】過去の経験をもとにした仮説とストラクチャーの意識

今回一番大きかったのは、過去の経験を別の場所で引き出せたことでした。
北田原で良かったルアーを単純に真似して持ってきたのではなく、水色や魚の反応、居着き感といった共通点から選べたことは、自分の中では大きな前進だったと思います。

一方で、オリーブ系なら何でも良かったわけでもありませんでした。同系色の他のスプーンではチェイスや浅いバイトで終わった場面もあり、カラーだけでなく、スプーンの形状や波動、通したコースまで含めて噛み合った結果だったのだと思います。このあたりはまだ切り分けが切れておらず、今後の宿題です。

また、バイトがロープ周辺に集中したことから、広い水面でも魚には「着く理由のある場所」があるとあらためて感じました。何もない場所に見えても、桟橋際やロープのような変化を、もっと丁寧に見ていく必要がありそうです。

反対に、午後の失速への対応は不十分でした。
午前中に良かったルアーを繰り返すだけでは足りず、アピールの強さを落とすのか、さらにレンジを詰めるのか、プラグで見せ方を変えるのか、もう一段踏み込んだ切り替えが必要だったように思います。

次回試したいこと

  1. 午後の渋い時間に備えて、クランクの超デッドスローやミノーのストップ&ゴーなど、速度変化の引き出しを意識して使ってみます。
  2. ロッドの継ぎ目が緩みやすい傾向があるため、ルアーチェンジ時や魚を掛けた後に全接続部を確認するルーティンを徹底します。

当日のタックル

  • ロッド:スミス トラウティンスピン マルチユース TRMK-604SL
  • リール:シマノ 23ヴァンキッシュ 2500SHG
  • ライン:TORAY トラウトリアルファイター X4 7lb (PE0.4号-100m)
  • リーダー:ヤマトヨテグス FLUORO SHOCK LEADER 4lb(1号-1m)
  • 反応があったルアー:
    • ValkeIN Hi Burst 1.6g(#10オリーブ、#13蛍光ピンク)
    • FOREST MIU 1.5g(#4シルバーピンク、#22ライトオリーブ)
    • ValkeIN シャイラ 1.5g(#71ポーカーオリーブ)

今回の考察タックル

  • ルアー:ValkeIN シャイラ 1.5g
    北田原で反応の良かったルアーでしたが、今回の通天湖でも唯一の本命を連れてきてくれました。場所は違っても、似た条件なら過去の経験は使える。そのことを実感させてくれた一枚です。

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